「1/1000ヤマト2号艦の建造が滞っている理由はいくつかある」
- ともかく恐ろしく忙しかった
- 今でも恐ろしくないだけで忙しい
- 体調を崩した
- そして……
「そして、って何?」
「いろいろ」
「説明してくれよ」
「道具類の整備の計画が多少は無いとも言えない」
「整備してから進行させた方が良いわけだね」
「それはやってみないと分からない」
「えー」
「人や作業スタイルとの相性もあるからね」
「それだけ?」
「いや、実はヤマトに飛行甲板を付ける方法のアイデアが甘かったのではないかと気づいて、考え直した」
「どんなアイデアだよ」
「没案は披露しないよ」
「古い案を没にしたのなら新しい案で行けばいいだろ?」
「いや、実は新しい案は2つあるのだ」
- A案 シルエットは良いが無理が多い
- B案 無理は少ないがシルエットは凡庸
「なんですとー」
「それで悩んでなかなか進まない。まあ仕事が忙しいのが最大の要因ではあるが」
オマケ §
「ホビージャパンの山田卓司さんの作例記事をちらっと見たら、艦橋の窓に工夫があった。やはり、あそこは手を入れるべき場所なのだなあ」
「どんな工夫?」
「それは買って中を見てくれ」
「ケチ」
「自分とは方法論が全く違う。でも場所は同じ」
「それに意味があるの?」
「同じキットを相手に格闘しているライブ感があるよ」
「それに意味があるの?」
「このライブ感こそが最後に埋めるべき心残りのピースという気がする」